日時：11月2日（水）13:30〜16:30
場所：東大生研An棟3F　大会議室
講師：櫻井芳雄先生(京都大学大学院文学研究科　科学技術振興機構CREST)、
　　　高橋晋先生京都大学大学院文学研究科、日本学術振興会特別研究員(PD)）


タイトルおよびアブストラクト：
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櫻井芳雄先生(京都大学大学院文学研究科　科学技術振興機構CREST)

Brain-Machine Interface から脳の情報表現と可塑性を見る


Brain-Machine Interface (BMI) の研究目的は多様であるが、本研究室では、高
橋晋氏と共同で、情報を表現する神経活動とその可塑性を検出するツールとして
活用している。今回は、そのようなBMI研究の現状と可能性について、技術な進
展と問題点にも触れながら紹介し考察する。


Real-time sorting of multi-unit activities for sub-millisecond neuronal
interactions in behaving animals

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高橋晋（京都大学大学院文学研究科、日本学術振興会特別研究員(PD)）

脳切片などを対象とし実験では、Gap junctionを介した電気的結合や、樹状突起
逆伝播など１ミリ秒以下のタイムスケールでの現象が報告されている。ところ
が、
行動中の動物を扱った実験では、技術的な問題からそのような現象を検出するこ
とができなかった。最近、我々は多点同時記録用特殊電極と独立成分分析を組み
合わせることで、行動中の動物の脳内にある近接したニューロン間、あるいは単
一ニューロン内での１ミリ秒以下のタイムスケールでの相互作用をリアルタイム
に検出することに成功した。今回は、本手法を紹介し、実際に行動中のラット海
馬から検出された相互作用について議論する。
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